ストレス回避のために知っておきたい移住七ヵ条
こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。
移住とは新しい土地で新しい人生をはじめることです。新しい土地に行けば、大なり小なり土地柄による生活の変化を感じるでしょう。
この変化が自分にとって良い人生への転機となればベストです。しかし自分に合わず、ストレスになってしまうリスクも潜んでいます。可能であればストレスになることは避けたいものです。
そこで本日はストレスにならないために知っておきたい「移住七ヵ条」をご紹介します。
長野県公式の移住七カ条
前回、当ブログで長野県紹介の記事を書かせていただきました。
そのときに調べもので長野県公式サイトを拝見していたところ、信州暮らし案内人の清武さんが書いていた移住に関するワンポイントアドバイスが目に留まりました。
ワンポイントアドバイスとして、次の画像が掲載されています。
これが長野県へ移住するために案内されている移住七ヵ条です。この七つの項目は長野県に限らず、ほかの都道府県への移住に当てはまる内容も多いです。そのため当記事でも紹介させていただくことにしました。
以下、一つずつ見ていきましょう。
①ライフスタイルにあった地域を選ぶ
『移住先で何をしたいのか明確にしましょう。仕事や学校などの生活環境の情報をもとに、家族のそれぞれの思いが実現可能な地域なのかを吟味しましょう。』
「移住先で何をしたいのか明確にしましょう」というのは、スミオとしても最重要テーマとしてこちらの記事にまとめてあります。
移住の目的が曖昧なままだと、その移住が失敗してしまうリスクがあります。しかし裏を返せば、目的が明確になり、それを実現するための移住先を選定すれば、人生を良い方向に変えるステップになり得ます。
そのため移住の目的の明確化は最初に考えなければなりません。上記の記事では移住目的ワークシートを掲載しておりますのでぜひチャレンジしてください。
②四季の移ろいを知る
『長野県は地域や四季によって気候が大きく異なります。たとえば北部では降雪量も多く、除雪や屋根の雪おろしも必要となります。厳しい自然環境への心構えが大事です。』
都道府県ごとに四季の特徴を知ることは大切です。長野県の場合、冬は県内全域で降雪になりますので雪の備えが必要です。ほかの都道府県でも雪に限らず気温や湿度なども含めて気象条件が異なりますので、ご自身が希望する生活環境と照らし合わせて移住地を選びましょう。
③地域文化と風習を尊重する
『長い歴史の中で育まれてきた文化や風習は、地域の誇りでもあります。それを尊重する姿勢・心を示すことが円滑な人間関係をつくります。』
同じ日本といえど、地域によって文化と風習が大きくことなります。近年では人口減少や若者の都市部への流出といった事情から、地域文化の担い手が不足している地域も少なくありません。そのため移住者としてはこうした文化を積極的に受け入れていく姿勢を見せるだけでも、現地の方から歓迎される温度感が違ってきます。現地の方とのコミュニケーションツールの一つとして大事にしていきましょう。
④地域活動や交流に参加する
『沿道の除雪や草刈り、公共施設の清掃、消防団活動など地域の中で良好な生活を維持していくための共同作業があります。分からないことは地元の方に尋ねましょう。』
コミュニティの活動は、積極的に参加することが難しくても、拒否しない心持ちが大切です。都会は個人としての行動が許容されるところがありますが、田舎は一体感が求められる場面が多くあります。「郷に入っては郷に従え」ということわざにもある通り、まずは地域の流れに沿って動いてみることが大切です。
しかしながら社会通念から逸脱するような行動(たとえば法外な会費の請求)を求めてくる地域も一部あります。
さらに言えば、活動を断ると村八分(=いじめ)の対象にされることも実態としては無いとは言えません。これが移住の難しいところです。この村八分問題と解決策は以下の記事を書きました。あわせてご覧ください。
⑤得意分野で地域貢献
『社会人生活で蓄積されたノウハウや自分の特技を生かして地域活動したり、地元の方々の生活をサポートすれば、地域で信頼が得られきずなも深まるでしょう。』
仮にあなたがデザイナーだったときの例を考えてみると次のような展開が期待できます。
移住地のコミュニティ活動に参加し、イベントのチラシを作成し掲載・配布されるとします。そうすれば自分の成果物が地域の人たちに見てもらうになります。
「この素晴らしいチラシをつくったのはこの前引っ越してきた○○さんらしい」と評判を呼び、結果的に有償での依頼につながる、ということが起こり得ます。
田舎ではネットではなく人づての紹介のほうが集客効率が良いことがありますので名刺代わりに自分のスキルを積極的に提供しましょう。
⑥移住までのステップを確認
『短期的な生活体験に加え夏や冬の長期滞在などの階段を踏んで、気候風土や生活習慣を十分に知った上で移住することをおすすめします。』
移住者の受け入れに積極的な自治体ではお試し移住しやすい仕組みが取り入れられています。
たとえば移住希望者向けに短期滞在できる物件の貸出など行っている自治体があります。一般のホテルを利用するよりも格安で利用できる施設なので、これらを利用して現地の生活を体験してみましょう。
⑦憧れと現実のギャップ
『人里を離れた山深いところでの単独生活は不便ですし、ことに冬は過酷です。病院や商店、交通機関などの利便性も十分検討しましょう。』
憧れだけが先行してしまったために、実際に移住した結果、思わぬ苦労を味わうこともリスクとして存在します。
そのため移住の目的をしっかり見定め、情報収集や移住体験などを通して、ミスマッチを防ぎましょう。
自治体の専門窓口や「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター」といった民間の移住サポートセンターで相談することも大変参考になります。
こういったものを活用してギャップを埋めていく作業が移住成功への道のりとなります。
まとめ
以上、長野県が提唱する移住七ヵ条について私見を交えてご紹介しました。この七ヵ条は長野県に限らず全都道府県の移住に当てはまる項目です。自分の希望と照らし合わせて、最高の移住を実現させましょう。