【移住地ランキング毎年上位】山梨への地方移住のすすめ
こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。
山梨県は移住希望地ランキングで毎年TOP5に入るほど非常に人気の高い場所です。山梨の人気の理由やスミオ独自のおすすめポイントを解説していきます。
また移住する上ではぜひ知っておきたい「住居」「お仕事さがし」「移住支援制度」にも触れつつ、山梨移住に対するマインドを深めていきたいと思います。
それではよろしくお願いいたします。
山梨県は移住希望地として大人気
「NPO法人ふるさと回帰支援センター」では毎年、都道府県別移住希望地ランキングを発表しています。
これは同センターへ寄せられた移住相談者が希望する都道府県をランキング形式にしたものです。、
参考「あなたの静岡新聞」「ふるさと回帰支援センター」より
山梨県は2016年に第一位を獲得しています。またそれ以降も2021年まで毎年トップ5に入るほど、移住希望地として大人気のエリアです。
山梨県の魅力は、雄大な自然や東京へのアクセスの良さ、果樹栽培に適した気候からなる鮮度抜群のフルーツなど、枚挙に暇がありません。
こうした魅力をもつ山梨県は移住地としても多くの人々に選ばれ続けています。
なぜ山梨県が移住地として選ばれるのか。今回はその魅力を深堀します。
山梨県が移住先として選ばれる理由
山梨は一言でいうと、大自然を身近に感じられる場所です。
東京のお隣にある山梨は特急電車で約90分で行き来可能です。東京からのアクセスが良く、それでいて富士山や八ヶ岳、南アルプスなどの雄大な山々、おいしい水と空気に恵まれた環境を享受できます。
また日照時間が日本で一番長い、フルーツの生産が盛んであるなど、山梨には魅力がたくさんあります。
山梨県のポイントを一つずつ解説していきます。
雄大な自然
山梨県は、周囲を丘陵な山々に囲まれています。
北東部には秩父山塊、西部には赤石山脈(南アルプス)、南部には世界遺産富士山、北部には八ヶ岳、茅ヶ岳がそびえたっています。
そのため山岳のみならず、森林や渓谷にも山々の景色が映え、山梨が有する雄大な自然を感じることができます。
6つの自然公園
山梨には国立・国定・県立をあわせると全部で6つの自然公園を有しています。
自然公園とは、東京都環境局によると次にように定義されています。
『自然公園とは、優れた美しい自然の風景地を保護していくとともに、その中で自然に親しみ、野外リクリエーションを楽しむことができるように指定された公園です。土地の所有に関わらず地域を指定するため、国や都有地だけでなく民有地も含まれています。
自然公園として指定されている優れた自然の風景地は、その環境に即して生きている様々な野生生物や、その土地の風土などが相まって作られた、かけがえのないものです。このような自然の風景地を保護するための保護計画や、自然を楽しんでもらうための利用計画を定めて、自然公園を管理しています。
自然公園の制度は、日本の自然環境保全に関する制度の中でも古く、大きな役割を担っています。』 出典:東京都環境局
野生動物や生態系、景観を守るために行政が管理下に置きつつ、一般市民もその自然を楽しめるようにしたのが自然公園ということになります。
全国で自然公園の数は、国立公園は34ヶ所、国定公園は57ヶ所、都道府県立自然公園は311ヶ所となっています。
山梨のにある自然公園は次の6つです。詳しくはこちら
・富士箱根伊豆国立公園
・秩父多摩甲斐国立公園
・南アルプス国立公園
・八ヶ岳中信高原国定公園
・四尾連湖自然公園
・南アルプス巨摩自然公園
国立公園に至っては全国34ヶ所中3ヶ所が山梨にあるということになるので、それだけ重要な自然環境が山梨に多いことがわかります。
降水量が少なく、日照時間が長い
山梨は年間降水量が1,190mmで都道府県ランキング第45位に位置しています。雨が降っても他県と比較して少量であることが多いです。
また日照時間は2,357hで都道府県ランキング第1位です。農作物の栽培やソーラー発電に長い日照時間を活かせるメリットがあります。
フルーツの生産がさかん
山梨は農林水産省が挙げる代表的な果樹14種類のうち、ぶどう・桃・すももの生産量が全国第1位です。また、さくらんぼの生産量は第2位となっています。
山梨の気候として、昼夜の気温差が大きく、雨が少なく、さらに日照時間が長いことから、フルーツの栽培に適しています。これがフルーツ王国と呼ばれる理由にあたります。
東京へのアクセスが良好
山梨は東京のとなりに位置しているため比較的短時間で行き来しやすいです。
電車の場合、新宿駅から甲府駅まで「JR特急あずさ・かいじ」に乗って約90分で移動することが可能です。
バスの場合、新宿駅から甲府駅まで「中央高速バス」に乗って約130分で移動することが可能です。
所要時間がそれほど長くないため山梨に移住しても都内の企業へ通勤することができます。または完全な移住でなくとも、週末だけ山梨に移住するという二拠点生活も実現可能です。
山梨県へ実際に移住した人の口コミ
山梨への移住をかなえた方々が大勢います。その人たちの実際の声を聞いてみることは移住を成功させるためにとても重要です。どの移住地にもメリットデメリットがあるので多角的に情報を拾っていきましょう。
山梨県定住移住総合ポータルサイト
「山梨県定住移住ポータルサイト」の移住者インタビューでは山梨に移住してきた方々の経緯や生活の変化などが紹介されています。
SUUMO × マンションノート
「SUUMO」では該当地域に住んでいる方の口コミをマップから見ることができます。「マンションノート」との提携サービスとなっていてマップと融合した口コミが見られる斬新なサービスです。
移住支援.com
「移住支援.com」では都道府県や市町村の移住者による口コミが掲載されています。その他移住に関する情報も取り扱っていますので併せて読んでいくことをおすすめします。
山梨県の移住促進の取り組み
山梨県は移住者の受け入れに積極的です。移住支援制度や就職フェアの開催、お試しで移住体験できる宿泊施設の提供など、さまざまな取り組みを行っています。山梨移住に興味がある方はこうしたものをぜひ利用して移住の参考にしてください。
【最大100万円】移住支援金制度
山梨では移住者に対して最大100万円の移住支援金を給付しています。主な支給要件は次のとおりです。
『本県へ移住する前に「5年以上、東京23区内に住んでいた」又は「東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県(それぞれの都県の条件不利地域を除く)に住んでいて、5年以上23区に通勤していた」方が、本県に移住し、山梨県移住支援・就業マッチングサイトに掲載した中小企業の求人に応募し、就職した場合、なども対象として申請に基づき移住支援金が交付されます。』詳しくはこちら
この移住支援金制度は、移住元の仕事を引き続きテレワークで実施する場合も対象です。
また就職のみならず、山梨県内で地域の課題解決を目的のために起業した場合、補助率:1/2以内、補助限度額:2,000千円を上限として起業支援金が給付されます。詳しくはこちら
この「起業支援金制度」は「移住支援金制度」と併用可能です。山梨で起業を計画している人はぜひ活用しましょう。
もらえる金額が大きいので自分が対象になるかどうかを確認することをおすすめします。
やまなし暮らし支援センター
東京・有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」内には「やまなし暮らし支援センター」が設置されていて専門の相談員とお話することができます。
住居や就職、各自治体の支援策など、山梨移住に関する有益な情報を提供してくれます。対面での相談が難しい場合は電話・メール・WEBでも随時受け付けていますので、ご希望にあわせて申し込みましょう。詳しくはこちら
オンライン移住相談会
山梨の多くの自治体では移住に関する相談を積極的に受け付けています。自治体の担当者だからこそ、その地域の魅力についても詳しいですし、移住に関する悩み事や不安についても解決策を提示してくれます。オンライン相談はZOOMを使う自治体が多いですが、苦手な人はメールか電話でも受け付けてくれますので積極的に活用しましょう。詳しくはこちら
お試し移住
山梨の各自治体では、移住希望者向けに格安で利用可能な宿泊施設を用意しています。気になる街があったときは1週間もしくは1か月程度滞在して、自分のイメージに合っているかどうかを肌で感じ取ってください。現地の気候や人柄、生活スタイルが自分に合っていたなら、移住実現までグッと現実味が増すでしょう。詳しくはこちら
※掲載されている情報が古い場合があります。事前に該当する自治体に問い合わせてください。
山梨県の住居探し
山梨の持ち家比率や住宅の敷地面積はほぼ全国平均並みですが、東京都内に住宅よりも約3割安い金額で建てることが可能です。より広い家を建てることが可能なのが地方移住の醍醐味の一つです。
民間賃貸住宅や車庫賃借料も東京都に比べるとかなりお得です。駐車場の1台分のスペースも大都市に比べるとだいぶ余裕があります。
住居を探すときは「SUUMO」や「ホームズ」といった大手不動産サイトが大変便利です。また山梨県独自の不動産情報も取得し、情報源を多角化していきたいところです。
山梨県内市町村および県内不動産業者が提携して情報発信を行う「甲斐適生活応援隊」では、空き家情報および加盟している不動産業者の情報が掲載されています。これらの情報も併せて確認することをおすすめします。
山梨県のお仕事探し
山梨を含め移住先で生活するためには仕事が重要な要素の一つです。現在はリモートワークが可能な企業が徐々に増えてきてはいるものの、その数はまだ多くはありません。
そのためまず山梨での就職が視野に入ってきます。現地で就職を得ることで収入を確保できることはもちろん、そのほかにも山梨で暮らしている人たちとの交流がうまれてより深く現地に馴染むことができるでしょう。
求人検索
山梨で就職するために、まずはインターネットで求人情報を確認しましょう。
とくにハローワークはどの企業も求人募集にあたって一度は掲載を検討する媒体です。タイミング次第ではめったにお目にかかれないレア求人が出ることもあります。
ただしレア求人は応募者多数ですぐに締め切られるので情報をいかに素早くキャッチできるかがポイントです。
山梨での就職を考えている人は「最低でも週一回」はハローワークで求人検索することをおすすめします。
農業をはじめる
山梨では新たに農業をはじめる人を応援しています。「山梨県就農支援センター」が県のワンストップ窓口として、就農に関する様々な相談や農業法人への求職・求人に関する情報提供を行っています。農業に興味がある方は移住を機にはじめてみるのはいかがでしょうか。
林業をはじめる
山梨では新たに林業をはじめる人を応援しています。林業とは、木材資源を生産しながら森林を適切に管理し、健全な森林を守る仕事です。林業に興味がある方は移住を機にはじめてみるのはいかがでしょうか。
保育者になる
山梨では、県内での保育の魅力や、職業としての保育士・幼稚園教諭の魅力を発信するためのパンフレット「保育の魅力 In Yamanashi」を公開しています。
現役保育士のインタビューや、県内の指定保育士養成施設、幼稚園教諭免許状を取得できる大学などを紹介しています。
移住を機に山梨で保育士・幼稚園教諭・保育教諭を目指すのはいかがでしょうか。詳しくはこちら
やまなし暮らし支援センター
東京・有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」内には「やまなし暮らし支援センター」が設置されていて専門の相談員とお話することができます。
移住相談員だけでなく、就職相談員も在席し、山梨県での就職・転職に関する相談にも対応してます。移住と就職がワンストップで相談できる利点があります。詳しくはこちら
まとめ
山梨県は雄大な自然や数々の自然公園があり、またフルーツ栽培に適した気候を持つなど、魅力満載の土地です。さらに就業支援、移住体験ができるなど、山梨県は移住者への取り組みがとても盛んです。地方移住を考えているのでしたら山梨県を候補地の一つとしておすすめいたします。