田舎暮らしはスローライフではない
こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。
東洋経済オンラインで田舎移住の面白い記事が公開されましたので、皆さんにシェアしようと思います。
タイトルは「田舎暮らしをスローライフと勘違いする人の悲劇」という哀愁漂う記事ですが、読んでみると田舎暮らしのメリットデメリット双方の意見が書かれた学びのある内容でした。
本日はこの記事についてスミオの意見も交えながら詳しく解説していきます。
この記事を読むことであなたは移住の失敗の一つを回避することができるようになりますのでぜひ最後までご覧ください。
記事の概要
まずは記事についてざっくりとご紹介します。
タイトル:田舎暮らしをスローライフと勘違いする人の悲劇
副題:夢から醒めた後に本当の喜びが感じられる
著者:田村 余一 氏
公開日:2022年10月1日(土)
記事はこちらから(東洋経済オンラインに飛びます)
著者の田村さんは妻と息子の三人で青森の田舎で自給自足をしています。家庭菜園や山菜で食材を調達しているとのこと。また廃材を利用して木造平屋を自分で建てたそう。しかも驚くことに、電気・ガス・水道は契約していないとのことです。本物の自給自足生活といえるでしょう。
以下、記事の詳細を要約してみました。
- 田村さんはもともと都内で会社員をしていたがストレスまみれだった
- 紆余曲折を経て自給自足生活スタート。後に家族ができる。
- 田舎暮らし体験のワークショップを開催するも、参加者の多くが理想と現実のギャップに青ざめる。
- 田舎暮らしはやることが多いのでとてもスローライフではない。
- でも自然を相手にする分、対人関係の気苦労がない。また田舎は子育てしやすいなどメリットも多い。
- 移住希望者は可能な限り現地に通ってリサーチするべき。
- 何でも自分でやってみることが大切。
スミオがこれまで記事で共有してきた内容とおおむね同じですね。ただしスミオは本物の自給自足は経験したことがありません。とくに電気ガス水道のようなライフラインを一切契約せず、自然に身を任せることはやろうとも思いませんでした。おそらくスミオだけではなくこの記事を読んでくれている読者さんもそうではないでしょうか。
水道は井戸水や湧き水を使っているのだと思います。また、ガスを使わないとなると薪を燃料にしているのでしょう。ですが電気を使わない生活は、なかなか想像がつきません。契約はしていないだけで、自家発電の装置があるのかソーラーパネルが設置されているのでしょうか。少なくともスマホの充電くらいは出来なければ大変ですよね。
このように、私たちの生活では想像もできないようなことを田村さん一家は毎日繰り返しています。「何でも一度は自分でやってみる」ことで初めてわかることがあるのでしょう。その大切さを概念として理解できました。あとは実際の経験も得たいので、スミオは来年あたりにでも本物の自給自足を体験しにいきます。そこで得たこと感じたことは当ブログでも皆さんに共有していきますのでぜひ楽しみに待っていてください。
田舎暮らしのメリット
田村さんが語る田舎暮らしのメリットをもう一度書きます。
- 自然を相手にするので対人関係の気苦労がない。
- 子育てしやすい
対人関係の気苦労がない
スミオはわりと自治会や消防団の人間関係をブログで強調しがちですが、田舎暮らしの大半は田村さんのおっしゃるとおり人と関わることが少ないです。とくに東京だと見渡す限りの人、人、人なので、気苦労は絶えません。その点、田舎では周囲を見渡しても人がいることのほうがむしろ珍しいくらいです。見えるのは山・畑・田など、自然が目いっぱい広がるばかりです。そういう意味で、人と関わることへのストレスからは解放されるのは間違いないです。
子育てしやすい
お隣さんの家との距離が離れている分、子どもがはしゃいでも近所に迷惑が掛かりません。また自然環境は子どもの好奇心を刺激してくれるものが多く、そこから学べることも多いので子育て環境が良いといえますね。空気が澄んでいるので喘息持ちの子が田舎に来て治ったという例もあり、家族での移住はメリットが大きいです。
田舎暮らしのデメリット
田村さんが語る田舎暮らしのデメリットも再掲します。
- 田舎暮らしはやることが多いのでとてもスローライフではない。
そもそもスローライフというのは、時間を気にせず、のんびり気ままに生活することです。田舎暮らしと聞くと、このスローライフを満喫できるイメージがあり、実際にそういう憧れをもって田舎移住する人がいます。
でも実際の田舎暮らしは、けっしてスローライフではありません。田村さんが提唱するいかな暮らしのデメリットの具体例は次のようなものがあります。
- 薪割の斧は結構重いし、一歩間違えれば大けがする
- ソーラーパネルの位置調整はこまめにやらなければならない
- 農薬が散布されると窓ガラスに張り付くのだが、洗浄してもなかなか落ちない など
これはごく一例で、もっと挙げると枚挙に暇がなくなります。また山暮らしだと山の上り下りも結構な負担になります。
こうした現実を知ることが大切であり、知った先にこそ夢があるのが田舎暮らしなのです。何でもまずは自分で体験し、大変さも楽しさも実感するところから始めてみましょう。スミオもそうします。皆さんも田舎暮らしに興味があるのであれば、田舎暮らしを体験できるワークショップに参加してみましょう!
まとめ
以上、田舎暮らしとスローライフについて詳しく書きました。田舎暮らしの現実を知った先に夢があるのでまずは田舎暮らしを体験しに行きましょう!