経験者が教えるリモートワークの実情
こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。
前回の記事では、リモートワークの仕事に就くためのキャリア形成について記述しました。
前回に引き続き、今回もリモートワークのお話です。
めでたくリモート求人をみつけて実際に在宅でお仕事を始めると何が起こるのか、という内容に触れていきたいと思います。
スミオも実はコロナ以前からリモートワークを行ってきましたし、現在でも週一回のペースでリモートワークを行っています。
その経験も交えて本日は解説していきます。
この記事を読むことであなたは移住の失敗の一つを回避することができるようになりますのでぜひ最後までご覧ください。
リモートワークでぶち当たる壁
リモートワークをやるというのは当然のことながら出社して仕事をするのとは勝手が違ってきます。
スミオの場合、以下の壁にぶち当たりました。
- さぼっていると疑われないか不安
- オフラインの仕事は出社している人に頼らざるを得ない
- 身だしなみで手を抜くと急なオンライン会議の招集にあせる
- オンライン会議ツールのトラブル発生
順番に見ていきましょう。
さぼっていると疑われないか不安
出社していれば自席でパソコンをやっている姿や電話している姿を見せることができますが、自宅だと姿を見せることができない分、さぼりを疑われる不安がつきまといます。
もちろんその日の作業内容は上司に報告することになるものの、「その仕事そんなに工数かかるの?」というツッコミが来ることが無いわけではないです。
途中にちょっとした仕事が入ることで本来やる予定だった仕事の進捗が遅れた場合、近くに上司がいれば言わなくても雰囲気で察してくれることがあります。
しかしリモートワークではそういった事情が見えないものです。なんで進捗が遅れているのかを文章なり口頭で説明しなくてはいけませんが、言い方次第ではどうも言い訳っぽくなってしまうので正当性を感じてもらうのが難しいところです。
最近では在宅勤務者の稼働状況を可視化するクラウドサービスを導入する企業が出始めていますが、それは在宅勤務者からすると常に監視されているようで良い気分ではありません。
そのため在宅勤務者は監視される必要性を感じさせないために、以下のことに気をつけましょう。
- 基本はさぼらない
- きちんと成果物を出せるようにしておく
- 上司からの連絡にはすぐに返答する
- 自分が何に時間が掛かっているのかを言語化し記録しておく
上司からの連絡にはレスポンスを早めると共に、すぐに成果物を出せるように準備しておきましょう。
オフラインの仕事は出社している人に頼らざるを得ない
これがリモートワークの最たる壁です。
リモートワークでやれる仕事はオンラインで完結できる仕事のみです。オフラインの仕事は自宅ではできません。
オフラインの仕事というのは、以下のようなものがあります。
- 来客対応
- 郵便物の処理
- 荷物の受け取り
- コピー機の使用
- 掃除や物の移動など、物理的な仕事
上記のなかでも郵便物やコピー機といった紙ベースの仕事が最もやっかいです。たとえば紙の請求書を送ってくる業者はまだまだ多いですので、まず出社している人が受け取った後、PDF化してもらって在宅勤務者に送付するというプロセスが必要な場合があります。
そうなると本来自分の担当業務なのに出社している同僚に手間をかけさせてしまうので申し訳ない気持ちになります。
会社の業務すべてをオンラインでやれる時代ではないということを念頭に置きつつ、協力してくれる人には感謝の気持ちを伝えましょう。
身だしなみで手を抜くと急なオンライン会議の招集にあせる
自宅だからとだらけた身だしなみで過ごしていると、急なオンライン会議召集であせることになります。
社内会議でWEBカメラをONにすることが義務付けられている会社なのであれば、最低限の清潔感を保ちましょう。髭や寝ぐせは放置せず、つねに人前に出られる準備をしておくことが大切です。
オンライン会議ツールのトラブル発生
ZoomやTeamsを使用するときに、カメラ・マイクのON/OFFがスムーズにいけば良いのですが、なかなかうまくいかず開始できるまでに時間がかかるのは珍しくありません。
また画面共有の機能をつかって自分の資料を全員に見てもらう場面もあるでしょう。そのため画面共有の使い方をマスターしておき、オンライン業務がスムーズに行えるように準備しておきましょう。
快適にリモートワークを行うために必要なこと
スミオの経験上、リモートワークをやるためには「静かな環境」と「光回線の導入」が必要だと感じました。
まず「静かな環境」というのは、オンライン会議で雑音がマイクに入らないようにするための環境のことです。たとえば子どもの声や犬の鳴き声がマイクに入るとオンライン会議を遮断してしまう原因になりかねないので、可能なかぎり仕事部屋をつくってきました。
またエアコンの風の音もマイクで拾ってしまいます。そのためエアコンの真下で仕事をしないなど、部屋のなかのポジションにも気をつかっていました。
つぎに「光回線の導入」ですが、スミオの仕事では社内共有のオンラインストレージから大きめのデータをダウンロード・アップロードする必要があったので、ポケットWi-Fiのような細い回線では仕事になりませんでした。
そのため光回線を導入し、高速通信を可能にすることで仕事環境を整えたこともありました。
上記のことはそれほど負担にはなりませんし、もっと他にも工夫できることはあると思います。自宅環境で会社・お客さんからの要望にこたえるために、自分でも環境整備の努力は必要ですので改善を怠らないように心がけましょう。
まとめ
以上、リモートワークの実態について詳しく書きました。リモートワークで他の人から信頼を得るためには普段からの自分を律していく必要があります。諸々の環境を整え、自宅で成果を上げられる人材になりましょう!