【ランキング急上昇中】福岡への地方移住のすすめ
こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。
福岡県は移住希望地ランキングで2016年第5位、2020年第4位、2021年第2位を獲得しています。ランキングTOP5に入るほど実力を持ちつつ、直近2年はランキング急上昇中です。この記事では福岡の人気の理由やスミオ独自のおすすめポイントを解説していきます。
また移住する上ではぜひ知っておきたい「住居」「お仕事さがし」「移住支援制度」にも触れつつ、福岡移住に対するマインドを深めていきたいと思います。
それではよろしくお願いいたします。
福岡県は移住希望地として大人気
「NPO法人ふるさと回帰支援センター」では毎年、都道府県別移住希望地ランキングを発表しています。
これは同センターへ寄せられた移住相談者が希望する都道府県をランキング形式にしたものです。
福岡県は2016年第5位、2020年第4位、2021年第2位を獲得しています。
福岡県の魅力は、「アジアの玄関口」と呼ばれるほどの交通アクセスの高い利便性、数々の有名IT企業が福岡に拠点をつくるなどの優れた経済規模、博多ラーメンや水炊き、明太子などの豊かな食文化など、数えだしたら枚挙に暇がありません。
こうした魅力をもつ福岡県は移住地としても多くの人々に選ばれ続けています。
なぜ福岡県が移住地として選ばれるのか。今回はその魅力を深堀します。
福岡県が移住先として選ばれる理由
福岡県は交通アクセスの利便性、産業、食文化等で発達した県です。全国の地方都市への移住を考えたときに福岡は多くの人にとって候補の一つに挙がるほど生活環境に優れています。
それでは福岡県のポイントを一つずつ解説していきます。
優れた交通アクセス網
福岡県の県庁所在地である福岡市は、陸海空すべての交通アクセス網を有し、「アジアの玄関口」と呼ばれるほど高い利便性を誇っています。
まず国内有数の発着回数を誇る福岡空港は福岡市中心市街地からとても近いです。福岡空港から博多駅までは『福岡市地下鉄 空港線』に乗車して約6分で到着します。
一般的に空港から市街地までは遠距離にあることが多く、電車でも30分以上かかるケースが少なくありません。そのため福岡空港のアクセスの良さは全国的にも珍しく、福岡市の利便性を象徴する都市機能の一つといえます。
また、博多港には韓国:釜山への定期旅客航路があります。ジェットフォイル乗船の場合は約2時間55分、フェリー乗船の場合は約5時間30分で韓国に到着します。
博多港までのアクセスも良く、博多駅からタクシー等利用で約10分または西鉄バス利用で約20分で到着します。
新幹線の利便性も見逃せません。博多駅から東京・大阪方面の新幹線の本数が多いため陸路での移動も便利です。
また九州新幹線を利用することで熊本・大分・佐賀・宮崎・鹿児島等、各県に移動しやすくなります。これら九州各県に移動するための玄関口が福岡となりますので、九州のなかでも特に福岡は人の往来が活発になります。
IT・ゲーム企業の拠点多数、スタートアップ支援も有り
福岡はIT企業やゲーム開発企業の拠点が多くあります。IT・ゲーム産業はこれまで東京一極集中だったものの、LINEやメルカリをはじめ、数々の有名IT企業が福岡に拠点を設立させています。またヌーラボやレベルファイブのように福岡発のコンテンツ開発を行う企業も増えてきており、福岡を代表する産業になりつつあります。
ソーシャルゲーム事業などを手がける株式会社アカツキの小倉将氏は、「アジアへの近さ」「明るい人が多い」に加えて、福岡市を次のように評価しています。
『事業は、拠点×人材で成り立つ。福岡市は長期的にも人口増が続くと予想されており、しかも若い人が多い。専門学校などゲーム開発への素養がある人が育つ環境も整っている』 詳しくはこちら
このように福岡は立地・県民の気質・人口増の3要素から各企業に好まれる傾向があり、今後も産業の発展が見込まれています。
それと同時に、福岡ではスタートアップ企業が次々と誕生しています。その背景には、福岡市が2014年に国家戦略特区「グローバル創業・ 雇用創出特区」に指定されたことで法人税の減税措置や海外人材のビザの緩和といった優遇政策が実施されています。
以上のように福岡は地方でありながらも産業の成長性が見込める県であるため、移住先で仕事を妥協することなく、むしろキャリアアップにつながる働き方が望めます。
地域により寒暖の差が激しい
福岡は基本的に温暖です。地域により寒暖の差が激しく、夏は最高気温31℃~33.5℃の真夏日になることがほとんどである一方、冬の内陸部は冬日になることが珍しくありません。また北部は日本海側であるため降雪が見られることがあります。2021年2月、飯塚市では11cmの積雪を観測したほどなので、低確率ではありますが積雪にも注意しておくことをおすすめします。
豊かな食文化
福岡には魅力的な食文化があります。
福岡を代表するグルメは博多ラーメン・辛子明太子・もつ鍋・水炊きなどがあり、全国からグルメファンが本家の味を求めてやってきます。
また福岡のいちごも有名です。福岡県産「あまおう」は全国的に知名度があるほど人気の品種です。大きくて甘い「あまおう」はぜひ一度食べていただきたい絶品いちごです。
さらに福岡市の天神と中州には屋台村があります。ラーメン、おでん、煮込み、お酒など様々なメニューでお出迎え。席を譲り合ってみんなで楽しくいただきましょう。詳しくはこちら
福岡県へ実際に移住した人の口コミ
福岡への移住をかなえた方々が大勢います。その人たちの実際の声を聞いてみることは移住を成功させるためにとても重要です。どの移住地にもメリットデメリットがあるので多角的に情報を拾っていきましょう。
福がおーかくらし
「福がおーかくらし)」は福岡県が運営する公式サイトです。移住者インタビューでは福岡に移住してきた方々の経緯や生活の変化などが紹介されています。
SUUMO × マンションノート
「SUUMO」では該当地域に住んでいる方の口コミをマップから見ることができます。「マンションノート」との提携サービスとなっていてマップと融合した口コミが見られる斬新なサービスです。
移住支援.com
「移住支援.com」では都道府県や市町村の移住者による口コミが掲載されています。その他移住に関する情報も取り扱っていますので併せて読んでいくことをおすすめします。
福岡県の移住促進の取り組み
福岡県は移住者の受け入れに積極的です。移住支援制度や就職フェアの開催、お試しで移住体験できる宿泊施設の提供など、さまざまな取り組みを行っています。福岡移住に興味がある方はこうしたものをぜひ利用して移住の参考にしてください。
福岡移住支援事業
福岡では、三大都市圏から福岡県内の対象自治体へ移住した方のうち、支給要件に該当する方は移住支援金(単身:60万円、世帯:100万円)を支給しています。
福岡県で定める三大都市圏とは次のとおりです。
・東京圏(埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県)
・名古屋圏(岐阜県、愛知県及び三重県)
・大阪圏(京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県)
上記に住んでいた方で、移住前の10年間のうち通算5年かつ直近1年以上連続で住んでいる必要があります。
続いて、上記に住んでいた方が福岡県内の対象自治体に移住する必要があります。令和3年12月時点だと下記の自治体が対象です。なお、対象自治体は年度により変わりますので各自治体にお問い合わせください。
北九州市、大牟田市、久留米市、直方市、飯塚市、田川市、柳川市、八女市、筑後市、古賀市、うきは市、朝倉市、みやま市、粕屋町、芦屋町、岡垣町、桂川町、大刀洗町、広川町、香春町、川崎町、大任町、福智町、苅田町、みやこ町、上毛町 ※福岡市は対象外
そして最後に、下記の要件でお仕事を得られた方が対象です。
ふくおかよかとこ移住相談センター
東京・有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」内には「ふくおかよかとこ移住相談センター」が設置されていて専門の相談員とお話することができます。
住居や就職、各自治体の支援策など、福岡移住に関する有益な情報を提供してくれます。対面での相談が難しい場合は電話・メール・WEBでも随時受け付けていますので、ご希望にあわせて申し込みましょう。詳しくはこちら
オンライン移住相談会
福岡の多くの自治体では移住に関する相談を積極的に受け付けています。自治体の担当者だからこそ、その地域の魅力についても詳しいですし、移住に関する悩み事や不安についても解決策を提示してくれます。オンライン相談はZOOMを使う自治体が多いですが、苦手な人はメールか電話でも受け付けてくれますので積極的に活用しましょう。詳しくはこちら
お試し移住
福岡の各自治体では、移住希望者向けに格安で利用可能な宿泊施設を用意しています。気になる街があったときは1週間もしくは1か月程度滞在して、自分のイメージに合っているかどうかを肌で感じ取ってください。現地の気候や人柄、生活スタイルが自分に合っていたなら、移住実現までグッと現実味が増すでしょう。
※年度により対象外になっている場合があります。事前に該当する自治体に問い合わせてください。
福岡県の住居探し
福岡の持ち家比率や住宅の敷地面積はほぼ全国平均並みですが、東京都内に住宅よりも約3割安い金額で建てることが可能です。より広い家を建てることが可能なのが地方移住の醍醐味の一つです。
民間賃貸住宅や車庫賃借料も東京都に比べるとかなりお得です。駐車場の1台分のスペースも大都市に比べるとだいぶ余裕があります。
住居を探すときは「SUUMO」や「ホームズ」といった大手不動産サイトが大変便利です。また福岡県独自の不動産情報も取得し、情報源を多角化していきたいところです。
福岡県内市町村および県内不動産業者が提携して情報発信を行う「ふれんず」では、空き家情報および加盟している不動産業者の情報が掲載されています。これらの情報も併せて確認することをおすすめします。
福岡県のお仕事探し
福岡を含め移住先で生活するためには仕事が重要な要素の一つです。現在はリモートワークが可能な企業が徐々に増えてきてはいるものの、その数はまだ多くはありません。
そのためまず福岡での就職が視野に入ってきます。現地で就職を得ることで収入を確保できることはもちろん、そのほかにも福岡で暮らしている人たちとの交流がうまれてより深く現地に馴染むことができるでしょう。
求人検索
福岡で就職するために、まずはインターネットで求人情報を確認しましょう。
とくにハローワークはどの企業も求人募集にあたって一度は掲載を検討する媒体です。タイミング次第ではめったにお目にかかれないレア求人が出ることもあります。
ただしレア求人は応募者多数ですぐに締め切られるので情報をいかに素早くキャッチできるかがポイントです。
福岡での就職を考えている人は「最低でも週一回」はハローワークで求人検索することをおすすめします。
農林漁業をはじめる
福岡では新たに農業・林業・漁業をはじめる人を応援しています。県として々な相談や法人への求職・求人に関する情報提供を行っています。農林漁業に興味がある方は移住を機にはじめてみるのはいかがでしょうか。
ふくおかよかとこ移住相談センター
東京・有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」内には「ふくおかよかとこ移住相談センター」が設置されていて専門の相談員とお話することができます。
移住相談員だけでなく、就職相談員も在席し、福岡県での就職・転職に関する相談にも対応してます。移住と就職がワンストップで相談できる利点があります。詳しくはこちら
まとめ
福岡県は国内外への豊富なアクセス網を有している他、IT・ゲーム企業の拠点が多く、スタートアップ企業への支援も充実しています。またグルメファンを唸らせるメニューが豊富であるなど、魅力満載の土地です。さらに就業支援、移住体験ができるなど、福岡県は移住者への取り組みがとても盛んです。地方移住を考えているのでしたら福岡県を候補地の一つとしておすすめいたします。