微田舎のすすめ
こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。
前回までの田舎ストレスシリーズでは、未発達のインフラ、濃い人間関係、虫、臭い、騒音など、田舎にまつわる様々なストレス要因を紹介してきました。
それらを上回るメリットを見出せる人であれば、その移住はきっと成功するでしょう。
しかし田舎ストレス一覧にあるような要因が受け入れがたい人にとっては別の移住スタイルを模索した方がよいかもしれません。
そこで本日は、田舎ストレス要因を一掃した移住先「微田舎」について解説したいと思います。
この記事を読むことであなたは移住の失敗の一つを回避することができるようになりますのでぜひ最後までご覧ください。
微田舎とは?
スミオは微田舎を「人口6万人~14万人程度の田舎」と定義しています。
生活するエリアの位置的には次のようになります。
都会>地方都市>微田舎>ド田舎
ポイントは、田舎ではあっても住宅地に住むということです。ある程度の社会インフラを享受しつつ、都市部の喧騒を避ける生活スタイルです。
前回までの記事では田舎ストレスシリーズとして次の要素を取り上げました。
- 車が必要
- 意外と家賃は安くない
- 防犯カメラが少ない
- 自治会加入
- 消防団加入
- 地域独自のルールの存在
- 頂き物へのお返し
- たい肥の臭い
- 狩り払い機の騒音
- 虫との遭遇
- 除雪
微田舎の場合、ある程度の住宅街に住むことを想定していますので、上記の要素のうち半分は解消できます。
たとえば住宅地なので畑が隣にあるということはありませんのでたい肥の臭いは気になりませんし、狩り払い機を持ち出す人もごく僅かでしょう。雑木林や水路が近くにないような住宅地であれば虫とも頻繁に遭遇しません。
農家の人が近くにいないというのもポイントが高いです。頻繁に農作物をいただく機会が無い分、お返しに気を遣う回数も減ります。
ただし田舎であることに変わりはないので車が必要になる機会が多いです。また住宅地は便利さがセットになっている分、家賃の安さはあまり期待できません。
微田舎にはこのような特徴があります。
YouTubeには微田舎のイメージを簡単につかめる動画が投稿されています。
人気YouTuberの津野直哉/ツナさんが微田舎あるあるをコミカルに紹介しています。
この動画をみて微田舎の雰囲気を楽しんでください。
微田舎に住んでみた感想
スミオは20年間で全国の微田舎に住んできました。そこで本日は印象に残っている微田舎を2か所ほど紹介します。
北上市
人口9万人。岩手県の県央に位置する市で、2019年からは半導体の街として発展し始めている工業地域です。
県庁所在地の盛岡市よりも積雪が多く除雪が大変ではあるものの、食料品や家具家電、百貨店、映画館など、商業施設が充実している便利な街です。
移動には自家用車が必要であり、冬は雪道・凍結路の運転は避けられません。そのデメリットを受け入れられるのであれば下記の点でよい環境といえます。
- 岩手県内ではトップの求人件数があり、常に人手不足。求職者にはありがたい環境。
- 住宅地が各所にあり街のインフラが整っている。
- 寒冷地ということもありゴキブリの遭遇率は皆無に等しい。
我孫子市
人口13万人。千葉県北西部にある市で、上野駅から常磐線快速で約35分というアクセスの良さが魅力の街。
閑静な住宅街と手賀沼をはじめとした自然が調和し、過ごしやすい地域が魅力です。
駅から徒歩圏内に食料品店や家電量販店など、生活に必要なお店が並ぶため、意外と車がなくても生活可能であることもポイントが高いです。
- 東京へ通勤圏内
- 住宅地と自然が調和し過ごしやすい
- 徒歩圏内に必要なお店が揃うため車がいらない
まとめ
以上、微田舎の特徴を解説しました。田舎のデメリットを削って良いとこ取りしたのが微田舎なので、ぜひ移住先の候補として検討してみてください。