移住マインド

海辺に住むなら塩害対策が必要

海辺に住むなら塩害対策が必要

地方移住 計画 塩害
スミオ
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この記事では、塩害について徹底解説します。

こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。

海の近くに移住することを希望する方は多いのではないでしょうか。

海辺を散歩したり、マリンスポーツを楽しんだり、海の幸を堪能したりと、夢が広がります。とくに海に囲まれている日本では海辺の移住候補地も充実しています。

その一方で海の近くに住むということの悩みの一つが、塩害です。塩害は金属の錆や農作物を枯れさせる原因になります。そのため海辺に住むにあたっては塩害対策が必要不可欠です。

そこで本日は、塩害の基本情報とその対策について徹底解説します。

この記事を読むことであなたは移住の失敗の一つを回避することができるようになりますのでぜひ最後までご覧ください。

塩害とは?

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塩害とは、海水や潮風などに含まれる塩分によってモノや植物が被害を受けることを指します。

潮風がよく吹く海辺の生活環境では車が錆びやすかったり、農地に海水が被ることで作物が枯れてしまうリスクがあります。

では、日本でよく発生する塩害について詳しく見ていきましょう。

車への被害

地方移住 計画 塩害出典「G’ZOX」

潮風にさらされることで車は錆びやすくなります。

車はあらかじめ防錆処理がされているとはいえ油断は禁物です。ボディに付着した塩分を放置していると徐々に錆が侵食していきます。

また擦ったりぶつけたりした箇所は板金がむき出しになり、錆の被害が拡大します。穴が開くなど状態がひどくなれば修理代が高額になります。

そうならないためにも日頃から愛車には気にかけてチェックしておきましょう。

建物への被害

地方移住 計画 塩害

コンクリート内部の鉄筋は錆びることがあります。潮風や凍結防止剤による錆の他に、コンクリートに含まれる塩化物イオンが鉄筋を錆びさせるためです。

コンクリートは主にマンションやビル、公共物の話になりますが、一般住宅でも外壁に塩分が外壁に付着したまま放置していると劣化を早める原因になります。とくに外壁塗料は潮風の影響を受けると耐用年数が早まりますので対策をしなければなりません。

また鍵穴や門など、錆びて動かなくなれば困る物も、塩害は問答無用で錆びさせます。そうならないためにも日頃から錆びる前のケアが必要です。

農作物への被害

地方移住 計画 塩害出典「朝日新聞デジタル」

潮風程度の塩分であれば、作物に付着した塩分は雨で地中に流れるので枯れる心配はほぼありません。しかし台風や海水の冠水が起こると作物や土壌に塩分が残り、水分が蒸発し、作物が枯れてしまいます。

これは土壌の塩分濃度が上がることで浸透圧が増加し、作物の根の水分を吸収できなくなることが原因です。

また塩分濃度が高いと、土壌が固くなることで排水機能が低下し、作物が根腐れする原因になります。

塩害対策

上記では塩害の種類について解説しました。モノが錆びついてしまうと見た目の悪化や不便さだけでなく、安全性にも悪影響が出てしまいます。では実際にどのように対策すればよいのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

車の塩害対策

車を塩害から守るために、まずこまめに洗車しましょう。

ボディや足回りに付着した塩分を真水でしっかり落とします。車の底はなかなか洗えない部分なので吹上機能がある洗車機をつかうことで、自分では届きにくい部分まで塩分を洗い落とすことができます。

さらにボディコーティングを施工することで施工前と比較して汚れが付着しにくくなります。こまめに行う洗車の労力を少しでも軽減するのに役立ちます。

その他、下回りや車の底に防錆処理をせこうすれば安心をプラスできます。お近くのディーラーや整備工場で施工することができます。このようなケアを行えば車の寿命が長くなるのでおすすめです。

建物の塩害対策

車と同様、家も外壁に真水をかけて塩分を洗い落としましょう。また、塩害につよい塗料を施工することで外壁の劣化を軽減することができます。

さらに風よけとなる防風林を植えることで潮風に直接さらされるのを防いでいる人もいます。台風や冠水など自然災害ではどうすることもできない場合がありますが、普段の潮風対策はこまめに行うことで塩害を軽減できますので、地道に対策していきましょう。

農作物への塩害対策

普段の潮風ではそれほど農作物への影響を受けることはありません。もし農地に海水が入り込んでしまった場合は、石灰を含んだ土壌改良剤を使うことで塩分濃度を下げることができます。

また必要に応じてかん排水を繰り返し、真水によって塩分濃度を下げる方法も検討しなくてはいけません。

ちなみに東日本大震災で津波の被害を受けた農地は10年以上、作付けができないと予想されています。現在は作付けをあきらめ放置されている農地も少なくありません。海の近くに移住し農業を行うことを検討している方は、こうした現状も知っておいてください。

まとめ

以上、塩害の特徴を解説しました。塩害は海辺に移住するうえで必須の知識なのでもう一回記事を読んで移住対策を練りましょう!

スミオ
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