原付二種で便利に生活できる理由【コスパ最強のバイク】
こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。
地方移住を考えるうえでは、現地での移動手段をどのように確保するのかが重要です。都市部のように公共交通機関が充実している場合はとくに困ることはありません。しかしながら必ずしも公共交通機関が整っている土地ばかりではありません。
そこで今回は、便利な移動手段のひとつとして「原付二種」と呼ばれる区分のバイクをおすすめしたいと思います。
それではよろしくお願いいたします。
原付二種とは?
原付二種とは、次のバイクのことを指します。
- 排気量が50cc超~125cc以下のエンジンを搭載したバイク
- モーターの定格出力が0.6kW超~1.0kW以下の電動バイク
そもそも原付とは「原動機付自転車」の略称です。世の中で原付と呼ばれるものは排気量50cc以下である原付一種のことを指します。
日本国内では2019年時点でのバイク保有台数のうち、約6割以上が原付一種および二種で構成されています。
上記の統計調査からもわかるように、原付は日本において馴染のある乗り物のひとつです。高校生が通学で乗っていたり、近所のおばちゃんが乗っている光景はわりと見かけることからも、性別年代を問わず多くの人に親しまれていることがわかります。
原付二種をおすすめする理由
原付二種をおすすめする理由は「原付一種の制限から解放されるから」と「経済的な乗り物だから」の2点が挙げられます。
では原付二種の魅力を一つずつ解説していきます。
法定速度が60km/hまで出せる
原付二種は法定速度60km/hで走ることが許されます。原付一種の場合、法定速度30km/hまでしか出してはいけませんので、二種だと倍の速度で走行可能ということになります。
30km/hで公道を走っていると、車に煽られたり、すれすれの距離で追い抜かれることがあり、身の危険を感じてしまいます。これに対し原付二種の場合は車の流れにあわせて走れるのでこうした気苦労がなくなります。
二段階右折しなくていい
原付二種は二段階右折をする必要がありません。原付一種の場合、三車線以上の多通行帯道路などの条件下では二段階右折をしなくてはいけません。
原付二種は二段階右折しなくていいので車と同じように右折することが可能です。こうしたところで原付一種とは大きくことなります。
軽自動車税が安い
原付二種は、中型~大型バイクと比べて軽自動車税が安いです。2022年時点での原付二種の軽自動車税は次のようになっています。
- 排気量50cc超90cc以下または定格出力600w超800w以下 2,000円(原一と同額)
- 排気量90cc超125cc以下または定格出力800w超1000w以下 2,400円
ちなみに125cc超だとクラスに応じて3,600円、6,000円と上がっていきます。さらにいうと自動車の場合では軽自動車10,800円・普通自動車29,500円以上を納めなくてはいけませんので、原付二種の税金の安さがより際立つでしょう。
車検不要
原付二種は車検不要です。中型以上のバイクで必要な5万円~10万円の車検費用が節約できます。ただし安全のためにメンテナンスはしっかり行いましょう。現地でいつでも相談できるバイク屋さんを見つけておくことが大事です。
ファミリーバイク特約が使える
原付二種はファミリーバイク特約が使えます。ファミリーバイク特約とは、任意の自動車保険に加入している人が付帯できる特約です。加入している自動車保険に年間1~2万円プラスするだけで特約が適用になります。原付二種に乗っているときの事故は対人対物の保証が受けられますし、万が一の時にファミバイ特約の保険を使っても等級が下がりません。
この特約を適用したい場合、次の人が対象になります。
- 記名被保険者
- 記名被保険者の配偶者
- 記名被保険者、配偶者の同居の親族(父母、子どもなど)
- 記名被保険者、配偶者の別居の未婚の子ども
具体的にいえば、次のようなケースのときファミバイ特約に加入するとお得です。
例)夫婦で移住。車1台所有しているので奥さんが車に乗り、旦那さんが原付二種に乗って生活する。こうすれば夫婦で車を2台所有する必要がなくなり、経済的である。
例)単身未婚で移住。離れたところに住む実家の親にファミバイ特約を加入してもらう。こうすれば自分は移住先で原付二種に乗ってもファミバイ特約の補償を受けられる。
ファミバイ特約に入れば安く任意保険の補償を受けられるのでおすすめです。ただし保険会社によって加入条件や補償内容が異なる場合があるので、検討なさる場合は利用する保険会社にお問い合わせください。
移住生活で原付二種をおすすめする理由
移住することを考えると「移住コスト」と「ライフスタイルの柔軟な変化」という二つの視点が大切です。この観点で移動手段を考えたときに原付二種がおすすめできる乗り物になってきます。
以下、一つひとつ解説していきます。
相対的に移住コストを抑えられる
原付二種であれば相対的に移住コストを安く抑えられます。移住は引っ越しや現地までの交通費、住居費など多額のコストがかかります。そのため抑えられるべき費用はなるべく抑えて、必要経費を捻出する姿勢が大切です。
もし都市部から地方に移住する場合、あらたに車を買うよりもまずはバイクでミニマムに移動手段を考えるほうが全体の移住コストを低くすることができます。もちろん家族で移動する場合など車のほうが利便性が高いことがあるので一概には言えません。
しかしながら費用を抑える点で原付二種は役割を果たしてくれるので、バイクに抵抗が無い方であれば一案として持っておきたいところです。
またコンパクトな原付二種であれば、アパート・マンションの駐輪場に停めていい場合があるので、車を所有していて駐車場つきの物件を探すよりも安く抑えられる可能性があります。
ライフスタイルに変化があることを前提とする
原付二種はライフスタイルの変化に対応させやすいです。移住はライフスタイルを大きく変化させる行動です。良い方向に変化すればいいのですが、残念ながら悪い方向に変化することもあり得ます。
例えば、車が必要な地域に移住して車を買ってみたものの、やはり都市部の生活のほうが自分に合っていたという場合です。
わざわざ高い費用をかけて車を用意したのに、それがすぐ不要になってしまうようであればもったいないです。
ライフスタイルを変化させていくためには、最初は原付二種くらい手軽な乗り物のほうが柔軟に対応させやすいです。いざ住んでみて自分のスタイルが見えたときは、あらためて車などをこしらえても遅くありません。
原付二種の免許
原付二種に乗るためには免許が必要です。ちなみに普通自動車免許では乗れません。
では詳細を確認していきましょう。
免許の種類
原付二種に乗るためには「小型限定普通二輪免許」が必要です。また原付二種のなかでもスクーターのようなAT(オートマチック)車に限定した「AT小型限定普通二輪免許」も存在します。
教習所の期間と料金
「小型限定普通二輪免許」を取得するための教習期間は、毎日通った場合で一般的には一週間から10日ほどかかります。また教習料金は、普通自動車免許を持っている場合で8万~12万円程度です。免許を持っていない場合は15万~20万円ほどかかります。AT限定の場合は1万~2万円ほど安くなります。
ちなみに教習所を経ないで直接試験を受けて免許取得することもできます。その場合は上記の教習料金はかかりません(試験料はかかります)。ただし直接試験で一発合格するのは非常に稀なので、やはり教習所に通うほうがスムーズにいきます。
スミオのおすすめ原付二種「HONDA PCX125」
原付二種の王道車種です。
原付二種を検討するうえでは必ずといっていいほど候補にあがるくらい人気があります。
原付二種のなかでは大型に位置するボディサイズで、乗っていて安定感があります。それでいて最高出力12.5PS・最大トルク1.2kgf・mで走りに余裕があるのが特徴です。
バイク中古車サイト「ウェビック バイク選び」にある原付二種の総合人気ランキングでも「PCX125」が堂々の第一位となっています。
免許を持っていてPCX125が気になる方は、お近くで試乗されることをおすすめします。
まとめ
原付二種は実用的な性能をもちながらも経済的なバイクです。移住先での生活に取り入れて毎日を便利に過ごすことができるのでおすすめです。