【移住者必見】田舎では本当に給料が低いのか？
こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。
移住するにあたって大きな関心ごとの一つが「仕事と給料」です。
どこに住んでいても仕事がなければ生活できません。一握りの人は不労所得で生活している人はいると思いますが、それ以外のほとんどの人は仕事をしてお金を得て生活しています。
そのため移住した先でも仕事を得なければなりませんし、自分の生活費を下回らない給料を得なければなりません。
しかし一般的には都市部と比べて田舎のほうが給料が低いというイメージがあります。
そこで本日は、田舎の給料が本当に低いのかを検証して参ります。
この記事を読むことであなたは移住の失敗の一つを回避することができるようになりますのでぜひ最後までご覧ください。
質問をいただきました
スミオあてに質問をいただきました。ご了承を得ましたので以下掲載します。
‹質問›
スミオさま
こんにちは、Kと申します。移住を検討していてブログを見つけました。
いま私は埼玉在住で都内の設備メンテナンス会社に勤めています。毎日満員電車に詰め込まれて通勤するのは疲れるし、出社したあとも首都圏内の至る所に出向いてメンテ業務を行っています。
もうその生活に疲れました。転職したほうがいいのかなと思っています。
あちらこちらに行くのではなく、一社に腰を据えて作業できる仕事環境を望んでいます。
また都会の生活も合わないのか、今度はなるべく田舎に行きたいです。
でも田舎では給料が低い求人しか見当たりません。移住しても生活が維持できるか不安です。
何かアドバイスをいただけると嬉しいです。
Kさん、ご質問ありがとうございます。
満員電車に疲れて、毎日いろんな客先に出向くのも疲れるので環境を変えたいということですね。
そして転職・移住も視野に入れているけれど給料の面で不安があるとのこと、理解しました。
Kさんのご年齢や年収が不明なのでピンポイントなアドバイスにならないかもしれませんが、スミオの考えを書いていきます。
田舎の給料は確かに低い
Kさんがおっしゃるように田舎の求人は低賃金であることが多いです。
その理由は、田舎には地場の会社が多いからです。
地場の会社は地場のエリアでの営利活動をメインとしていますので商流が小さい分、受注件数や利幅が小さくなります。
一方で全国規模の会社というのは全国に支店営業所があり、収益拠点がいくつもあるから商流が大きくなり、受注件数も利幅も大きくなり、ネームバリューがある分安定性があります。
ハローワークで田舎の求人を探しても検索に引っかかるのは地場の会社が圧倒的に多いです。全国規模の会社は中途で募集する際、あまりハローワークでは募集しないからです。
このことから、
・地場の会社を探したいのであればハローワーク
・全国規模の会社を探したいのであればリクナビ・マイナビ等大手求人サイト
という使い分けが必要であることが見えてきます。
Kさんの場合「でも田舎では給料が低い求人しか見当たりません。」と書いていらっしゃいますので、もしかしたらハローワークで求人検索をしたのではないでしょうか。
給料面を重視するのであれば大手求人サイトをご覧いただき、それなりの給料を見込める会社の中から、希望勤務地を選べる会社に応募することが一案です。
田舎でもそれなりの収入が見込めるパターン
上記では、
【田舎＝地場の会社が多い＝地場の会社は給料が低い】という一般論を展開しました。重ね重ね強調しますが、これはあくまでも一般論です。
Kさんの場合、設備メンテナンスのご経験があるので、工場関連のお仕事を探してみるのはいかがでしょうか。
そもそも工場というのは、全国規模の会社であっても田舎に生産拠点を構えていることが多いです。その理由は当然のことながら広大な敷地が必要だからです。
大規模な生産ラインを導入するためには安く広い土地を確保しなければなりません。だから有名企業の生産拠点は郊外や田舎にあることが多いのです。
出典「キオクシア岩手株式会社」例えば半導体大手のキオクシアは、岩手県北上市に工場を新設しました。従業員数１１００人を超える大規模な工場です。
工場の新設に伴って人員確保に急いでいますが、北上市はそれほど人材が豊富なわけではありません。県外からも人を呼び寄せています。
そして特筆すべきなのが、キオクシアだけでなく、キオクシアの取引業者も北上市に進出してきていることです。
半導体装置メーカーや保守メンテナンス業者、半導体関連の人材派遣会社、半導体部品業者など、多くの関連企業も北上に新たな拠点を設けるために動いています。しかしながらこうした関連企業もまたキオクシアと同様に、人手が足りないのです。
このように北上市に進出してきている半導体企業群は年収400万円がベースラインですので日本人の平均年収に近いくらいの収入は見込めます。
以上のように、田舎であってもそれなりの年収が見込める求人はあるので、最初からあきらめずにもう一度探してみることをお勧めします。
とくにKさんは設備メンテナンスのご経験を活かせる求人が田舎にもあるので、理想の環境が見つかるかもしれません。素敵な移住ライフを送れることを願っております。
まとめ
以上、田舎の給料が本当に安いのかどうかを検証しました。基本的には地場の会社が多いだけに給料も安くなりがちですが、それなりの年収が見込める場合もあるので探してみることをおすすめします。
