移住マインド

高齢になったとき都会と田舎どちらがよい?

高齢になったとき都会と田舎どちらがよい?

移住計画 都会 田舎
スミオ
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この記事では、高齢になったとき都会と田舎どちらがよいか悩んでいる方に向けて回答します。

こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。

当ブログではお問い合わせフォームやTwitterのDMからいただいたご質問に対して回答する機会を設けています。

前回はこのようなご質問にお答えしました。

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本日もTwitterのDMでいただいたご質問に対しスミオの見解を述べていきたいと思います。ご相談者様のご了承のもと公開しておりますのでご安心ください。

この記事を読むことであなたは移住の失敗の一つを回避することができるようになりますのでぜひ最後までご覧ください。

質問をいただきました

移住計画 雪国

TwitterのDMで果南さんからスミオあてに質問をいただきました。ご了承を得ましたので以下掲載します。

<質問>

東京で暮らしています。父親から「東京は年取ったら生活するのが大変だからこっち(地元)に戻ってこい」としょっちゅう電話が来ます。自分としてはあまり地元には戻りたくありません。田舎は不便なので。スミオさんは父の主張はどう思いますか。年取ったら都会暮らしがどう大変なのか自分にはわかりません。

ご質問ありがとうございます。自分が高齢になったら都会と田舎のどちらが楽なのか、ということですね。

お父さんの主張の根拠がもう少し欲しいところですが、スミオの推測と見解を書いていこうと思います。

まずは各要素を書き出して整理してみましょう。

  • お父さんとしては質問者さんに地元へ戻ってきてほしい。なぜなら東京は老後に大変だから。
  • 質問者さんとしては戻りたくないしお父さんの主張も理解できない。

まずお父さんがいう「東京は老後に大変」という主張はいろんな角度から考察できるテーマだと思います。そのあたりが言葉足らず(失礼ながら)になっているので質問者さんが困惑しているものと推察されます。

そのためお父さんの主張について、スミオが下記考察していきます。

「東京が大変」という主張の真意

移住計画 雪国

結論から申し上げますと、お父さんの言葉の裏に隠された真意は下記の3つのいずれか、あるいは3つすべてなのではないかと推測します。

  • 東京の電車、バス、徒歩による移動は高齢者にはきつい
  • 定年退職後、収入がなくなった場合、東京の生活コストを維持するのはきつい
  • ただ質問者さんに地元へ戻ってきてほしいだけ

東京の電車、バス、徒歩による移動は高齢者にはきつい

田舎では自家用車での移動がメインになので体力面では楽です。高齢になると足腰が弱るので歩くのが大変であり、荷物をもつ力もだんだん無くなっていきます。その点、車は弱った体でも遠くまで疲れず移動できるので田舎では強い味方です。(高齢者による運転事故が多発しているのは別の議論として存在します)

一方、東京では電車・バス・徒歩がメインになります。上述のように足腰が弱った老体では東京の移動は体力的にけっこうな負担になります。現役世代のような足早のスピード感でさっそうと歩く高齢者はそれほど見かけたことがありません。裕福な人は日常的にタクシーを呼べばいいのかもしれませんが、それほど経済的に余裕がある高齢者はそれほど多いわけではありません。

定年退職後、収入がなくなった場合、東京の生活コストを維持するのはきつい

全国的にみても東京は賃金水準が高いので、しっかりと給料をもらっている現役世代であれば東京の生活コストは払い続けることは可能です。

しかし定年退職後はどうでしょう。

住宅ローンを完済し終えていれば別ですが、残債が残っていたり、都心の家賃を年金・貯蓄から払い続けるのは容易ではありません。

そう考えると収入がなくなった高齢者の身としては東京の生活コストを維持することはけっこうな負担になってきます。

ただ質問者さんに地元へ戻ってきてほしいだけ

何だかんだ言って、子どもには近くにいて欲しいと望む親が多いです。

将来的に介護をしてほしいとまでいかなくても、子どもが近くに住んでいるだけで安心するのが年老いた親の本音なのです。

親にもプライドがあるので、近くにいて欲しいという思いを子供に対して素直に言えません。心細さ、寂しさをオブラートにつつんで間接的に質問者さんに伝えてきている可能性は考えられます。

質問者さんに考えてほしいこと

移住計画 雪国

上記のようにお父さんの真意を考察してみました。それを踏まえた上で質問者さんに考えてほしいことを下記まとめました。

  • 若いときにたくさん得られる場所に居続ける
  • 高齢になったらそのときに選択できる
  • 高齢×田舎の組み合わせが危険なこともある

若いときにたくさん得られる場所に居続ける

質問者さんは地元に戻りたくないとお考えであれば、その考えを大切にしてほしいです。おそらくいま地元に戻っても心残りになると思います。

物事を吸収するスピードはやはり若いときのほうが断然早いです。当然ですが東京にあって田舎にないことは山ほどあります(その逆もまた然り)。いま取り立てて田舎にいく明確な目的がないのであれば、きっと東京で充実感を抱いていらっしゃるのだと思います。

それは田舎の地元で暮らした過去の自分、そして東京にいる今の自分の両方があるから自分のなかで答えに繋がっているので、その答えは大事にしてください。

高齢になったらそのときに選択できる

お父さんの主張はあくまでも質問者さんが高齢になったときの話であり、質問者さんの年齢は不明ですが数十年後のことでしょう。

それなら数十年後の質問者さんご自身が決めれば良いことなのです。

そのときに東京の生活がきついと感じたなら自分にとって住みやすい土地に移住するのがベストです。いま東京で得たものが数十年後の自分を支えることは大いにあり得ます。

高齢×田舎の組み合わせが危険なこともある

高齢者が田舎で暮らすのは、高齢者自ら車の運転ができるという前提での話です。

しかし車の運転ができなくなればどうなるでしょうか。

それはどこにも行けなくなることを意味しています。田舎は交通インフラが整っていないから車が重宝されるのです。もし車が運転できないとなると、移動手段が絶たれるのと同じことを意味しています。

たまになら家族・親族に運転してもらうとかタクシーを利用するといったことができるでしょう。

しかし通院のように日常的な外出が必要な場合は、大変なことになります。その場合は田舎よりもむしろ、交通インフラが整った地方都市や都会の方が高齢者にとっても都合が良かったりします。

そのためご自身の状況にあわせて柔軟に対応する姿勢は常に持ち続けてください。

まとめ

以上、ご質問にお答えしました。内なる答えをぜひ大切にしてください。

スミオ
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