事前に知っておきたい田舎特有のストレス【生活環境編】
こんにちは、スミオです。
当サイトでは、これから移住について本格的に検討していきたい人向けに、漠然とした悩みから移住完了までの道のりをご案内しています。
田舎には田舎特有のストレスということをテーマとして、前回は田舎のストレス<人間関係編>をお届けしました。
<人間関係編>では田舎特有の濃い人間模様と、そのなかでうまく立ち回るためのポイントを解説しました。
本日は<生活環境編>ということで、田舎ストレスシリーズの最終回です。
実際に田舎で暮らし始めると、どのような生活になるのでしょうか。
「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにストレスになりそうなポイントをピックアップしました。
田舎でしか味わえないような生活環境を事前に知っておくことでなるべくストレスが溜まらないような防御策を組み立てることが可能です。
この記事を読むことであなたは移住の失敗の一つを回避することができるようになりますのでぜひ最後までご覧ください。
田舎のストレス一覧‹生活環境編›
スミオが20年間で8回移住を経験し、さまざまな田舎で暮らしてきたストレスを一覧にしました。本日は日常生活に深く関わる<生活環境編>をご紹介します。
田舎ストレス一覧‹人間関係編›
- たい肥の臭い
- 狩り払い機の騒音
- 虫との遭遇
- 除雪
田舎にいくと都会では馴染みのない環境がたくさんあります。
順番に見ていきましょう。
たい肥の臭い
この項目ではたい肥や家畜の臭い問題をテーマとして取り上げていますが、それらを否定する内容ではありません。生活実態を正しく知ることでより良い関係構築を目指すことを目的としていることをご理解の上、お読みください。
たい肥とは有機物を分解・腐熟させた物のことです。畑の土と混ぜ合わせることで、土を柔らかくさせることができ、農作物の成長に良い効果をもたらします。
たい肥の中でも動物性たい肥の原料は家畜の糞尿ですので当然のことながらたい肥からは糞尿の臭いがします。
一部では無臭のたい肥も商品化されていますが、すべての農家がそれを使っているわけではありません。農家の人が独自の製法でつくった自家製のたい肥を使っている場合も少なくありません。
さて、たい肥の臭いは移住者の生活環境にどのような影響をもたらすのでしょう。
まず移住先の住まいの隣が畑だった場合、その畑に動物性たい肥が使用されれば自宅にも臭いが届きます。
窓は開けられないですし、洗濯物も外に干せません。お隣が畑だった場合はこうしたデメリットを覚悟しておかなければなりません。
畑のみならず、牛舎や鶏舎など家畜の生育場所がお隣さんだった場合も臭いのデメリットを覚悟する必要があります。
狩り払い機の騒音
舗装されていない場所から生える雑草は、放っておくと伸び放題になります。そのため田舎では定期的に雑草を刈らねばなりません。
一般的に広範囲の雑草を刈るのに用いられるのは狩り払い機です。狩り払い機とは、小型のエンジンを搭載し円盤の刃を高速回転させる機械のことです。
狩り払い機はエンジンで作動しますのでエンジン音が響き渡ります。自宅から50メートル先で狩り払い機を使われると、その音で目が覚めるほどの音量です。
厄介なのが、田舎では早朝6~7時くらいから狩り払い機を使いだす人がいることです。早朝に使われると目が覚めてしまいますし、騒音がけたたましくて眠れません。
かと言って苦情を入れることも容易ではありません。これまでの記事で説明した通り、田舎ではもめ事を起こすと村八分にされる危険があるからです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
このように田舎では狩り払い機による騒音問題がありますので、移住するにあたってはそういった要素があることを押さえておきましょう。
虫との遭遇
田舎は虫が多いです。鈴虫やセミなど、季節を感じさせる虫ならまだ良いのですが、ゴキブリやムカデ、ハチなど恐怖の対象とされる虫も数多く登場します。
ゴキブリは関東以南ならどこにも現れますし、北東北でも雑木林や水路付近の家には季節問わず登場します。
虫にある程度の耐性がある人、共存できる人なら問題ありません。しかし、苦手な人にとっては大変な思いをするかもしれません。
田舎は虫との遭遇率が高いので、自分がどの程度、虫に対する耐性があるのかを考えてみる必要があります。
除雪
北海道と北東北三県は冬になると雪が積もるので除雪しなければなりません。
道路の除雪に関しては除雪車がやってくれるので心配いりません。しかし家の前や駐車場、敷地内の自分が歩くスペースは自分で雪かきする必要があります。
除雪はけっこうな重労働です。毎日やればなれるかと言えばそうではありません。重労働を毎日やることによる疲労の蓄積も考慮する必要があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
以上、田舎特有のストレスを解説しました。これらを事前に知っておくだけで移住先での生活のギャップを埋めることになるので、もう一読して移住に備えてください。